米政府、イランの核拡散防止で制裁猶予を延長へ=関係筋

Reuters

発行済 2019年10月31日 13:34

米政府、イランの核拡散防止で制裁猶予を延長へ=関係筋

[ワシントン 31日 ロイター] - 複数の関係筋によると、米政府はロシア、中国、欧州企業に対し、イランの核施設で核拡散防止に向けた作業を継続することを容認する見通し。

米国以外の企業に対しイラン原子力庁との取引を禁じた制裁の猶予措置を延長する。

猶予措置が延長されれば、原子力庁が監督しているイランのアラク重水炉とフォルド濃縮施設で、核拡散防止に向けた作業を継続することが可能になる。

アラク重水炉では中国国有の中国核工業集団が、フォルド濃縮施設ではロシアの国営原子力企業ロスアトムが、核拡散防止に向けた作業を行っている。