米コールズやホーム・デポの見通しさえず、年末商戦期待に冷や水

Reuters

発行済 2019年11月20日 08:00

米コールズやホーム・デポの見通しさえず、年末商戦期待に冷や水

[19日 ロイター] - 米百貨店コールズ (N:KSS)とホームセンター大手のホーム・デポ (N:HD)が発表した四半期決算と業績見通しはともにさえない内容となり、今年の年末商戦に向けた市場の期待に水を差す格好となった。

コールズは通期の利益見通しを1株当たり4.75─4.95ドルとし、従来の同5.15─5.45ドルから引き下げた。[nL3N27Z3NU]

第3・四半期の既存店売上高の伸びは0.4%と前年同期の2.5%から鈍化し、アナリスト予想の0.76%を下回った。調整後1株利益も0.74ドルと、市場予想に届かなかった。

同社は年末商戦に向け販促費を増やす必要があり、通年の収益は圧迫されると警告した。

ホーム・デポは、オンラインと実店舗の販売融合が予想通りに実を結んでいないとし、通期売上高の伸びを従来の2.3%から約1.8%に下方修正した。見通し引き下げは今年2回目となる。[nL3N27Z3NQ]