前場の日経平均は米中懸念で続落、ファーストリテは大幅安

Reuters

発行済 2019年12月04日 12:16

前場の日経平均は米中懸念で続落、ファーストリテは大幅安

[東京 4日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日292円01銭安の2万3087円80銭となり、続落した。前日の米国株式市場が下落したほか、外為市場でもドル/円が円高方向に進んだことが嫌気され、一時335円03銭まで下げ幅を拡大した。寄り付き後は2万3100円近辺で一進一退となった。

米国株式市場ではトランプ大統領やロス商務長官の発言などが嫌気され、3営業日続落となった。為替の円高進行に加え、取引時間中に米下院がウイグル族の扱いを巡り中国高官への制裁を要求する法案を可決したこともネガティブ材料になった。

個別銘柄では、ファーストリテイリング (T:9983)が5.1%安となり、日経平均を1銘柄で約122円押し下げる要因となった。11月の国内ユニクロ既存店売上高が前年比5.5%減少だったことが嫌気された。