日経平均は反発、年初来高値を更新 米国株高や円安を好感

Reuters

発行済 2019年12月17日 16:00

日経平均は反発、年初来高値を更新 米国株高や円安を好感

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発し年初来高値を更新。前日の米国株高や為替の円安基調を受け底堅い動きとなり、2018年10月4日以来の高値となった。

16日の米国株式市場は、ダウ工業株30種 (DJI)は11月に付けた終値ベースでの最高値を上回って終了。S&P総合500種 (SPX)とナスダック総合 (IXIC)は3営業日連続で最高値を更新した。米中貿易摩擦が緩和したほか、中国の経済指標が強い内容となり、投資家心理が改善した。

日経平均は寄り付きで年初来高値を更新してスタート。その後は利益確定売りに押され伸び悩み、朝方全体をリードした主力輸出関連株も寄り付き天井となった銘柄が多かった。後場でも高値圏での堅調な動きをみせたものの、2万4000円台では膠着状態が続いた。後場の値幅は上下29円12銭にとどまった。

市場からは「米国株高や為替の円安基調を受け、日経平均は底堅い動きとなっている。ただ、好材料が出そろった後なので、さらに上値を追うにはもう一段何かほしいところ」(国内証券)との声が出ていた。