ダイムラーとBMW、北米のカーシェアリング事業から撤退

Reuters

発行済 2019年12月19日 11:05

ダイムラーとBMW、北米のカーシェアリング事業から撤退

[ワシントン 18日 ロイター] - ドイツ自動車大手BMW (DE:BMWG)とダイムラー (DE:DAIGn)は18日、北米で両社が合弁で展開していたカーシェアリング事業から撤退すると発表した。米国ではニューヨークとシアトル、首都ワシントン、カナダではモントリオールとバンクーバーで行っていた事業をやめる。

理由として、世界の自動車産業の状況の変わりやすさと、北米での操業コストを挙げた。

合弁会社「シェアナウ」とその傘下の「カー2ゴー」が2月29日に運営を終了する。

シェアナウは欧州で、イタリアのフィレンツェ、ロンドン、ブリュッセルからも撤退すると発表した。利益の伸びや自動車を巡るイノベーションの最大化が期待できる欧州の都市に注力したいという。

別のシェアナウ傘下の「ドライブナウ」の英市場撤退も発表した。同事業は2014年12月にロンドンで操業を開始していたが、利用者を増やせなかったという。