[20日 ロイター] - 英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル (L:RDSa)は20日、第4・四半期に最大23億ドルの減損費用を計上するとの見通しを示した。
第4・四半期の石油製品の販売予測も下方修正した。石油・ガスの需要鈍化が背景。
同社は10月、米中が貿易戦争を繰り広げる中で原油・ガスへの需要が鈍化し、業績に影響が及ぶ可能性があると指摘していた。
第4・四半期の石油製品の販売は石油換算で日量650万─700万バレルとなる見通し。従来予測は日量665万─705万バレルだった。
納税額の増加により、第4・四半期の利益が約5億─6億ドル目減りするとの見通しも示した。
第4・四半期には税引き後で17─23億ドルの減損費用を計上する見通し。
さらに第4・四半期は油井の評価損を1億─2億ドル積み増す見込みという。
2019年の設備投資は従来見通し(240億─290億ドル)の下限近くになる見通し。
朝方のロンドン株式市場ではシェル株が0.7%下落している。