英グラクソ傘下ヴィーブの抗HIV注射剤、FDAが承認せず

Reuters

発行済 2019年12月23日 09:53

英グラクソ傘下ヴィーブの抗HIV注射剤、FDAが承認せず

[21日 ロイター] - 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK) (L:GSK)傘下で抗エイズウイルス(HIV)薬事業を手掛けるヴィーブ・ヘルスケアは21日、米食品医薬品局(FDA)が長期作用型の抗HIV注射剤の承認を見送ったと発表した。

ヴィーブには米製薬大手ファイザー (N:PFE)と塩野義製薬 (T:4507)も出資している。

ヴィーブはFDAより、注射剤の安全性についてではなく、化学、製造および管理過程について質問する完全回答書簡(CRL)を受け取ったと説明した。

月1回の投与で済むこの注射剤は、毎日服用する経口薬に代わる選択肢として開発された。ヴィーブはFDAと協力して新薬申請の次の措置について決めると述べた。

GSK広報担当は、ヴィーブがいつまでにFDAの懸念に回答できるかは、今のところ不明だと回答した。