日経平均は小幅続伸。
23日の米国市場でNYダウは96ドル高と3日続伸し、連日で過去最高値を更新した。
中国の輸入関税引き下げが好感されたほか、航空機のボーイングが買われNYダウを押し上げた。
本日の日経平均も米株高の流れを引き継いで18円高からスタートしたが、クリスマスを前に海外投資家らの取引参加が減り、前日終値を挟んでもみ合う展開となった。
日中の上下の値幅は57円ほどにとどまり、後場に入ると一段とこう着感を強めた。
大引けの日経平均は前日比9.47円高の23830.58円となった。
東証1部の売買高は8億6585万株、売買代金は1兆2861億円と今年最低で、およそ5年8カ月ぶりの低水準だった。
業種別では、水産・農林業、ガラス・土石製品、サービス業が上昇率上位だった。
一方、保険業、海運業、その他金融業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の46%、対して値下がり銘柄は48%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)、ファーストリテ (T:9983)、ZHD (T:4689)が小幅に上昇。
LINE (T:3938)はZHDと経営統合で最終合意し、株式公開買付け(TOB)の価格にさや寄せする展開だった。
中小型株では社長交代を発表したプレサンス (T:3254)が10%近く上昇し、日本通信 (T:9424)も大きく買われた。
また、MSOL (T:7033)が東証1部上昇率トップで、ボルテージ (T:3639)は新規アプリへの期待からストップ高を付けた。
一方、東エレク (T:8035)、トヨタ自 (T:7203)、ソフトバンク (T:9434)などがさえない。
12月既存店売上がふるわなかったしまむら (T:8227)は3%超の下落。
前日買われたタカラトミー (T:7867)は急反落したが、共同開発したゲームの売上ランキング睨みだったようだ。
また、業績上方修正を発表したシグマクシス (T:6088)は材料出尽くし感から売りがかさみ、東証1部下落率トップとなった。