前場の日経平均は大幅反落、461円安 中東情勢が緊迫化

Reuters

発行済 2020年01月08日 12:24

前場の日経平均は大幅反落、461円安 中東情勢が緊迫化

[東京 8日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比461円08銭安の2万3114円64銭となり、大幅に反落した。イランがイラク領内の米軍基地を空爆した とのニュースを受け、朝方の外為市場ではドルが一時107.65円まで急落。株式市場も朝方から全面安商状となった。

7日の米国株式市場は、主要株価3指数が下落。米国によるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害以降、米国株式市場は神経質な展開となっており、主要株価指数は過去最高値から押し戻されている。

日経平均は寄り付きで358円23銭安と大幅に反落してスタートした。米・イランの対立激化への懸念が投資家心理を圧迫した。下げ幅は一時600円を超え、心理的節目である2万3000円を割り込んだ。

TOPIXは1.81%安で前場の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3476億円。東証33業種は、鉱業以外の32業種が売られ、海運業、ガラス・土石製品、精密機器などが値下がり率上位となった。