米ボーイング「737MAX」、マレーシア航空への納入保留に

Reuters

発行済 2020年01月15日 14:43

米ボーイング「737MAX」、マレーシア航空への納入保留に

[クアラルンプール/シドニー 15日 ロイター] - 経営再建中のマレーシア航空は15日、米航空機大手ボーイングに発注した小型機「737MAX」25機について、2度の墜落事故を受けた運航停止が長引いていることから、受け取りを一時保留にすると明らかにした。

2019年の受注が大きく落ち込んだボーイングにとり、新たな打撃となる。ボーイングが14日に発表した2019年の総受注数は、前年比77%減の246機となり、キャンセルや初期受注の変更を反映した純受注数は54機と昨年の893機から大幅に減少した。

マレーシア航空は電子メールで「737MAXの製造停止と運航再開の遅れにより、受注機の納入をいったん保留にした」と説明した。