米バークシャー、新聞事業を1億4000万ドルで売却

Reuters

発行済 2020年01月30日 10:02

米バークシャー、新聞事業を1億4000万ドルで売却

[29日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ (N:BRKa)は傘下の新聞事業をリー・エンタープライゼズ (N:LEE)に1億4000万ドルで売却することに合意した。新聞事業は財務見通しが悪化していたにもかかわらず、バフェット氏が長い間、守り続けていた。

売却対象にはバークシャーが本社を置くネブラスカ州オマハの「オマハ・ワールド・ヘラルド」やニューヨーク州の「バッファロー・ニュース」、バージニア州の「リッチモンド・タイムズ・ディスパッチ」、オクラホマ州の「タルサ・ワールド」など日刊新聞31紙と週刊新聞49紙が含まれている。リーは日刊新聞50紙を保有している。

新聞事業の売却に伴いバークシャーはリーに5億7600万ドルの資金を9%の金利で貸し出し、リーは既存債務を借り換える。これによりバークシャーはリーに対する唯一の貸し手となる。

売却手続きは3月半ばに完了する見通し。