エアアジア、CEOと会長が2カ月役職外れる 汚職疑惑で

Reuters

発行済 2020年02月04日 10:14

エアアジア、CEOと会長が2カ月役職外れる 汚職疑惑で

[クアラルンプール 3日 ロイター] - マレーシアの格安航空会社大手、エアアジア・グループ (KL:AIRA)は、トニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)とカマルディン・メラヌン会長が今後最低2カ月の間、職務を外れると発表した。

エアアジア・グループを巡っては、幹部2人が欧州航空大手エアバス (PA:AIR)から5000万ドルの賄賂を受け取っていた疑惑が浮上している。当局が捜査を進める間、フェルナンデス氏とメラヌン氏は役員職を外れ、タルマリンガム・カナガリンガム氏がCEO代行となる。

フェルナンデス、カマルディン両氏はいかなる不正行為も行っていないとしている。

英当局は、フェルナンデス氏が設立し、現在は存在しないケータハムF1(フォーミュラ1)チームとEADS(現エアバス)の間で結ばれた2012年のスポンサー契約を問題視している。

1月末に公表した文書で英当局は、2013年10月から2015年1月の間に、エアアジアの幹部2人が所有するスポーツチームに対してエアバスが5000万ドルの資金援助を行ったと指摘した。