前場の日経平均は続伸、米株高と円安を好感 上値は重い

Reuters

発行済 2020年02月05日 12:03

前場の日経平均は続伸、米株高と円安を好感 上値は重い

[東京 5日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比265円41銭高の2万3350円00銭となり、続伸した。前日の米国株高や、為替のドル高/円安が好感された。

4日の米国株式市場は、中国人民銀行(中央銀行)が大規模な資金供給を実施したことで新型ウイルスが経済に与える影響への懸念が和らぎ、主要3指数が上昇。ナスダック総合 (IXIC)は過去最高値を更新した。ドル/円は急ピッチで円安が進行し、前日の午後3時時点と比較して約60銭のドル高/円安となった。

日経平均は外部環境を好感し、続伸スタート。一時2万3406円26銭まで上げ幅を拡大した後は、上げ幅を縮小した。その後、香港ハンセン指数 (HSI)や上海総合指数 (SSEC)がプラス圏で安定的に推移してきたこともあり、日経平均は戻り歩調となり、2万3300円台半ばで前場の取引を終えた。

TOPIXは1.04%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1584億4100万円となった。東証33業種ではその他金融業以外の32業種が値上がりとなった。