新型肺炎、中国便減少でプライベートジェットへの需要増

Reuters

発行済 2020年02月13日 14:50

新型肺炎、中国便減少でプライベートジェットへの需要増

[モントリオール/北京/シンガポール 13日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中国や香港からの航空便運航が減少する中、財界幹部などの話によると、他地域への退避を望む富裕層の間でプライベートジェットへの需要が高まっている。ただ、渡航制限や乗員の感染への懸念などから、プライベートジェットの利用増加にはつながっていないもようだ。

新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、キャセイパシフィック航空 (HK:0293)やシンガポール航空 (SI:SIAL)などアジアの航空会社は大幅に便数を減らしている。

コンサルティング会社アセンド・バイ・シリウムによると、中国との間の国際線や同国の国内線の便数は1月23日から2月11日までに34%減少した。

こうした中、中国国内に残された人々は政府主導の退避に頼らざるを得ない状況だ。財界幹部などによると、資金のある人はプライベートジェットをチャーターするという選択肢がある。