中国自動車販売、1月は前年比-18% 新型肺炎が影響

Reuters

発行済 2020年02月13日 18:16

中国自動車販売、1月は前年比-18% 新型肺炎が影響

[北京/上海 13日 ロイター] - 中国汽車工業協会(CAAM)が13日発表した暫定データによると、1月の中国の自動車販売は前年同月比18%減で、19カ月連続の減少となった。新型コロナウイルスによる肺炎拡大の影響を受けた。

新エネルギー車(NEV)は前年比54.4%減で、7カ月連続の減少。

業界幹部の間では、ウイルスの影響で第1・四半期の販売と生産は大きな打撃を受けるとの見方が広がっている。

CAAMは先月、2020年の販売は2%減で3年連続の減少との予想を示し、自動車メーカーは中国における「低成長」に慣れる必要があると警告した。

CAAMの幹部は「休みの延長に加え、労働力と自動車部品が不足しており、コロナウイルスで100万台超の生産に影響が及ぶ」との見方を示している。

コロナウイルスの感染拡大で、一部の自動車メーカーは旧正月休み明けの生産再開を先送りしている。

ウイルス感染が始まった湖北省は中国の自動車生産の約9%を占めるが、東風汽車 (HK:0489)と合弁相手のホンダ (T:7267)、ルノー (PA:RENA)、プジョー (PA:PEUP)はいずれも生産再開を延期した。