Bloomberg
発行済 2020年02月20日 16:08
更新済 2020年02月20日 17:48
きょうの国内市況(2月20日):株式、債券、為替市場
(ブルームバーグ):
●日本株は小幅続伸、円安進み自動車など恩恵業種高い-内需は安い
東京株式相場は小幅続伸。為替市場でドル・円相場が9カ月ぶりの円安水準となり業績期待が広がった。自動車や電機など輸出関連、海運といった円安メリット業種が上昇。小売や陸運など内需関連は安い。
水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャーは「円安は輸出企業の業績に間違いなくプラス。低迷していた輸出関連株を見直すきっかけとなる可能性もある」と述べた。
債券市場では超長期債が上昇。この日に実施された20年利付国債入札の結果が順調だったことから買い圧力が掛かった。一方、中国の政策対応期待を背景に新型コロナウイルスの影響懸念によるリスク回避が一服して株高や円安が進んだことで上値は重かった。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト
東京外国為替市場のドル・円相場は一進一退。前日の海外時間に約9カ月半ぶりの高値を付けた後、米景気の堅調さに着目したドル買いと輸出企業の円買いが交錯した。オーストラリアドルは根強い利下げ観測が重しとなって一段安。
マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリスト
記事についてのエディターへの問い合わせ先:丸田不可志 fmaruta@bloomberg.net
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