Bloomberg
発行済 2020年02月28日 16:26
更新済 2020年02月28日 16:59
きょうの国内市況(2月28日):株式、債券、為替市場
(ブルームバーグ):
●日本株が連日の急落、米感染拡大や円高嫌気-指数は週間で9%超下落
東京株式相場は大幅安となり5日続落。日経平均株価とTOPIXは週間で9%を超える下落となった。新型ウイルスの感染拡大が世界経済に与えるダメージへの警戒感が広がり、日経平均株価とTOPIXの下落率は一時4%を超えた。米国株安や為替の円高推移などを受けて企業業績に対する懸念が強まり、電機や情報・通信などを中心に、東証1部の銘柄の98%が下げ全面安となった。
ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、新型ウイルス感染で国内の工場操業が停止し、中小企業が資金繰りに厳しくなり経営が行き詰まれば、銀行に飛び火するという連想ゲームが働きかねない状況と指摘。「投資家は最悪のケースを織り込み、強いリスク回避に傾いている」と話した。
債券相場は大幅上昇。新型コロナアウイルスの世界的な感染拡大を懸念して米国の長期金利が連日の過去最低更新となったことに加え、日本株が大幅続落となり、リスク回避の買いが強まった。2年国債入札の順調な結果も相場を支えた。
みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト
●ドル・円大幅続落、新型ウイルス感染拡大でリスク回避ー109円割れ
東京外国為替市場のドル・円相場は大幅続落。連日の米株安に追随してアジア株も大きく下げるなど新型コロナウイルス感染の拡大が中国以外でも本格化するとの懸念を受けたリスク回避の動きが鮮明となった。円は主要10通貨に対して全面高。
みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト
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