米政権、航空・クルーズ船業界の幹部と今週会合 新型ウイルス巡り

Reuters

発行済 2020年03月03日 13:13

米政権、航空・クルーズ船業界の幹部と今週会合 新型ウイルス巡り

[ワシントン 2日 ロイター] - 米ホワイトハウスは今週、新型コロナウイルス流行の影響にさらされている米航空およびクルーズ船業界の幹部と会合を開く。政府の新型ウイルス対策責任者を務めるペンス副大統領の報道官が2日に明かした。

ペンス副大統領は4日、航空会社の代表と会合する。アメリカン航空グループ (O:AAL)、ユナイテッド航空ホールディングス (O:UAL)、サウスウエスト航空 (N:LUV)、スピリット航空 (N:SAVE)、ジェットブルー航空 (O:JBLU)などの最高経営責任者(CEO)が出席を予定しているという。

クルーズ船運航会社のトップとは7日に会合を持つ。

米航空株は過去2週間で約40%急落。とりわけ、ユナイテッド航空は2月13日以降ほぼ30%の値下がりとなっている。クルーズ船のロイヤル・カリビアン・クルーズ (N:RCL)とノルウェージャン・クルーズ・ライン・ホールディングス (N:NCLH)も1月以降、約40%急落した。

5日には複合企業3M (N:MMM)幹部との会合も予定されている。3Mは先週、CNBCに対し、需要の高まりを受け、医療現場で使われる高性能の「N95規格」マスクを増産していると明らかにしていた。