情報BOX:中国の自動車メーカー、2月の販売急減 新型ウイルスで

Reuters

発行済 2020年03月11日 16:00

情報BOX:中国の自動車メーカー、2月の販売急減 新型ウイルスで

[北京 11日 ロイター] - 世界最大の乗用車市場である中国で自動車販売が急減している。新型コロナウイルスの感染拡大で、消費者が外出を控え、販売店への客足が鈍っていることが背景だ。

自動車業界団体、乗用車市場信息聯席会(CPCA)の統計によると、2月の中国の乗用車販売は80%減少した。

各社の発表は以下の通り。

*北京汽車(BAIC)の電気自動車(EV)部門ブルーパーク(北汽藍谷新能源科技) (SS:600733)は、2月の販売が前年比65.1%減の1002台だったと発表。

*中国のEVメーカー、比亜迪股分有限公司(BYD) (SZ:002594)は2月の販売が前年比79.5%減の5501台だったと発表。

*トヨタ (T:7203)、ホンダ (T:7267)、三菱自動車 (T:7211)、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) (MI:FCHA)と合弁を展開する広州汽車集団(GAC) (SS:601238)は2月の販売が前年比81.1%減の1万9347台だったと発表。

*吉利汽車(ジーリー) (HK:0175)は「吉利」と「リンク&コー」両ブランドの2月の販売が前年比75%減の2万1168台となった。

*米ゼネラル・モーターズ(GM) (N:GM)と上海汽車集団(SAIC) (SS:600104)の上海合弁会社の2月の販売は前年比92.2%減の7612台。

*GMや上海汽車集団などが出資する広西壮族自治区の合弁会社の2月の販売は前年比88.1%減の1万1800台。

*長城汽車 (SS:601633)の2月の販売は前年比85.5%減の1万0023台。

*広州汽車集団(GAC)や東風汽車集団 (HK:0489)と合弁事業を展開するホンダの2月の中国販売は、前年比85.1%減の1万1288台。

*中国最大の自動車メーカーで、独フォルクスワーゲン(VW) (DE:VOWG_p)やGMと合弁事業を展開する上海汽車集団(SAIC)の2月のグループ販売は86.9%減の4万7365台。

*中国第一汽車集団や広州汽車集団と合弁事業を展開するトヨタの「トヨタ」、「レクサス」ブランド車の2月の中国販売は70.2%減の2万3800台。

*VWと上海汽車集団の上海合弁会社の2月の販売は前年比91.0%減の1万台。

*電気自動車でVWと提携関係にある安徽江淮汽車(JAC) (SS:600418)の2月の販売は前年比63.4%減の1万1550台。