米FRB、CP市場への流動性供給策を導入 新型コロナ対策で

Reuters

発行済 2020年03月18日 02:14

米FRB、CP市場への流動性供給策を導入 新型コロナ対策で

[ニューヨーク/ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は17日、新型コロナウイルス危機によるクレジット市場の緊張緩和に向け、2008年の金融危機時に導入したコマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)を再び導入すると発表した。

FRBは声明で「緊張下において円滑な市場の機能を確実にし、家計や企業、幅広い雇用を支える信用を供与する」と表明した。

CPFFの下では、FRBが発行体から直接CPを購入する。FRBは、CPFFによってCPの発行体に流動性が提供されるとした。

CP市場は様々な企業にとって短期資金の調達源となっているが、流動性がここ数週間で枯渇していた。

金融危機時に、FRBはCPFFを通じ計7380億ドルのCPを購入した。