韓国サムスンディスプレイ、LCD生産を年内終了へ

Reuters

発行済 2020年03月31日 15:09

[ソウル 31日 ロイター] - 韓国のサムスン電子 (KS:005930)傘下のサムスンディスプレイは31日、韓国と中国の液晶ディスプレー(LCD)生産を年内に打ち切ると明らかにした。

同社は昨年10月、需要の低迷を受けて、国内に2つあるLCD生産ラインのひとつを停止したと発表した。

注文を受けている分に関して年末まで納品を行う予定という。

スマートフォンやテレビ向けのLCD需要が世界的に低迷するなか、昨年10月に生産ラインを向上させるため、設備や研究部門に13兆1000億ウォン(107億2000万ドル)を投じる計画を発表している。

今後5年間の投資は、国内のLCD生産ラインのひとつを量子ドット(QD)ディスプレーの量産設備に変更することが中心となる。