ユーロネクスト、イタリア取引所への関心をLSEに通知=CEO

Reuters

発行済 2020年04月07日 14:00

[ロンドン 6日 ロイター] - 欧州の取引所大手ユーロネクスト (PA:ENX)のステファン・ブジュナ最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスによる市場の混乱を受けて買収標的の魅力が高まった可能性があるとし、イタリア取引所への関心を親会社のロンドン証券取引所(LSE) (L:LSE)に伝えたことを明らかにした。

ロイターのインタビューで述べた。

LSEは金融情報会社リフィニティブを270億ドルで買収する計画で、欧州連合(EU)競争当局の承認を得るためイタリア事業の売却を迫られる可能性があるとの観測が浮上している。

ブジュナ氏は、LSEはイタリア取引所の売却を検討しない意向を明確にしているものの、新型コロナの影響で状況は変わるかもしれないと指摘。「イタリア取引所は売りに出されていないが、危機終息後にどうなっているかは誰にもわからない。われわれは(同社に)関心があることをLSEに伝えた」と語った。