[ニューヨーク/ボストン 14日 ロイター] - 米民泊仲介大手エアビーアンドビーは14日、新たに10億ドルの融資契約を結んだと発表した。
エアビーアンドビーは先週、プライベートエクイティ(PE)のシルバーレイクおよびシックスス・ストリート・パートナーズと10億ドルの融資契約を締結したばかり。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で旅行者が激減し、エアビーアンドビーの資金繰りも打撃を受けている。
複数の関係筋によると、新たな融資契約を結んだPEはシルバーレイク、アポロ・グローバル・マネジメント (N:APO)、シックスス・ストリート、オークツリー・キャピタル・マネジメント、アウル・ロックなど。シルバーレイクが「最も大きな役割を果たしているPEの1つ」だという。
関係筋によると、新たな融資を提供するPEには第一先取特権が与えられ、エアビーアンドビーがデフォルト(債務不履行)に陥った場合、最初に返済を受けることができる。融資の期間は5年間、金利はロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に750ベーシスポイント(bp)上乗せした水準だという。
エアビーアンドビー、アポロ、オークツリー、シルバーレイク、アウル・ロック、シックスス・ストリートはコメントを拒否した。