欧米大手10行、社債市場の操作で投資家が提訴

Reuters

発行済 2020年04月22日 16:00

[ニューヨーク 21日 ロイター] - JPモルガン・チェース (N:JPM)やバンク・オブ・アメリカ (N:BAC)など世界の大手銀行10行が14年近くにわたって米社債市場を不正に操作し、一般の投資家に多額の損害を与えたとして、マンハッタンの連邦裁判所に21日提訴された。

訴訟を起こしたのはプエルトリコに住む投資家が代表を務める投資家グループ。10行が2006年8月以降、一定単位(100万ドル)に満たない「端債」の取引に過度な手数料を課したことが、反トラスト法違反にあたると主張し、集団訴訟としての認定を求めている。

端債の取引は社債取引全体の90%を占める