米CFTC、20日の原油先物急落巡り調査開始

Reuters

発行済 2020年04月27日 11:42

[ワシントン 24日 ロイター] - 米商品先物取引委員会(CFTC)のバーコビッツ委員(民主党)はロイターのインタビューに対し、今月20日に米原油先物が30分間で1バレル当たり約40ドル急落したことについてCFTCが調査に着手したと明らかにした。

バーコビッツ氏は変動幅が過度に大きかったとし、「このようなプライシングが当時なぜ起きたのかを理解する必要がある」と発言。市場を適切に機能させ、不正行為を排除するため、「商品取引法違反の有無も含め、値動きの根本的原因を探る」と語った。

主要産油国のサウジアラビアとロシアによる価格競争と新型コロナウイルス流行に伴う需要減少で、米WTI原油先物 (CLc1)は年初から70%超急落。

原油トレーダーがだぶついた燃料の貯蔵場所の確保に奔走する中、WTI先物(5月限)は取引最終日を翌日に控えた20日、史上初めてマイナス圏に下落し、清算値は1バレル=マイナス37.63ドルとなった。

CFTCのターバート委員長とCMEグループ (O:CME)は先に、原油先物価格の乱高下は金融市場の要因ではなく基本的な需給に根差しているとの見方を表明。

だが、トランプ米大統領とも親しい米石油・ガス会社コンチネンタル・リソーシズ (N:CLR)のハロルド・ハム会長がCFTCに正式な調査を要請するなど、不正行為あるいはシステム障害があった可能性を懸念する声は強まっていた。

また、原油に有形資産価値があるにもかかわらず、マイナス価格まで一気に急落するのを許したCMEを批判するトレーダーもいる。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200427T024133+0000

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