加バリック、第1四半期は約55%増益、金価格の上昇で

Reuters

発行済 2020年05月07日 09:18

[6日 ロイター] - カナダの産金大手バリック・ゴールド (TO:ABX) (N:GOLD)が6日発表した第1・四半期決算は、金価格の上昇を背景に約55%の増益となった。

新型コロナウイルス感染拡大で世界経済の先行き不安が広がり、安全資産としての金への資金シフトが進んでいる。金価格は年初から12%上昇。一方、景気悪化懸念で銅価格CMCU3 は約15%下落している。

同社のマーク・ブリストウ最高経営責任者(CEO)はこれまでに、銅生産事業へのエクスポージャーを高める意向を示していたが、この日、銅と金価格を相対的にみた場合に銅生産事業へのエクスポージャー拡大は非常に魅力的になっていると説明した。

第1・四半期の一時項目を除いた1株当たり利益は0.16ドルで、アナリスト予想と一致した。