トヨタ、国内全完成車工場で6月も生産調整 減産規模12.2万台

Reuters

発行済 2020年05月15日 23:14

[東京 15日 ロイター] - トヨタ自動車 (T:7203)は15日、グループも含めた国内にある15の全完成車工場で生産調整を6月も実施すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う新車需要の落ち込みに対応する。全工場で毎週金曜日を非稼働とするほか、一部の工場では追加で数日間、稼働を取りやめる。4ー11日間の停止となる。同社は4月、5月も生産調整を行った。

6月の生産調整によるトヨタ車の減産規模は当初計画の約4割減に相当する約12万2000台となる見込み。

生産を11日間止めるのは、トヨタ自動車東日本の岩手工場(岩手県金ヶ崎町)第1ラインと岐阜車体工業(岐阜県各務原市)の第2ライン。岩手工場の第1ラインでは小型車「アクア」やスポーツ多目的車(SUV)「C―HR」、岐阜車体の第2ラインではバス「コースター」を生産している。