米、ファーウェイへの半導体輸出規制を強化 「抜け穴封じる」

Reuters

発行済 2020年05月16日 00:28

[ワシントン 15日 ロイター] - 米商務省は15日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]への半導体輸出規制を強化すると明らかにした。輸出規則を変更し、すでに禁輸措置対象に指定されている同社が米国の技術やソフトを利用した半導体を間接的に取得できないようにする。

ファーウェイへの輸出規制を巡っては、保守など一部取引に関して猶予が認められている。商務省はこの猶予期間について、さらに90日間延長するとともに、延長はこれが最後になると表明した。

これに対し、中国はすぐさま反応。中国共産党系メディアの環球時報は、中国がアップル (O:AAPL)、シスコシステムズ (O:CSCO)、クアルコム (O:QCOM)、ボーイング (N:BA)を含む米国企業を「信頼できない実体リスト」に加える用意があると報じた。