独ティッセン、事業縮小へ 鉄鋼・海洋部門は提携先模索

Reuters

発行済 2020年05月19日 11:41

[フランクフルト/デュッセルドルフ 18日 ロイター] - ドイツ鉄鋼・エンジニアリング大手、ティッセンクルップ (DE:TKAG)は18日、経営を立て直し、投資家の信頼感を回復させるための計画を発表した。鉄鋼部門と潜水艦などの海洋システム部門について、提携先を探す。

また、売上高が60億ユーロ(66億ドル)に達し、2万人の従業員(全体の約13%に相当)を抱える一部の事業について、売却もしくは閉鎖する計画。

マルティナ・メルツ最高経営責任者(CEO)は「事業のポートフォリオを見直した結果、先延ばししてきた難しい決断を下した。これを体系的に行っていく」と説明し「ティッセンクルップは、より小規模で強い企業になる」と述べた。