独ダイムラー、中国EV電池ファラシスのIPOに投資へ=関係筋

Reuters

発行済 2020年05月26日 14:32

[北京/香港 26日 ロイター] - 関係筋によると、ドイツの自動車大手ダイムラー (DE:DAIGn)は、中国の電気自動車(EV)用電池メーカー、ファラシス・エナジー(孚能科技)が予定する4億8000万ドルの新規株式公開(IPO)に投資する計画だ。EV生産拡大に向け、バッテリーの安定供給確保を狙う。

投資計画は確定しておらず、変更になる可能性もある。投資の規模は現時点で不明という。

両社は昨年、ファラシスがダイムラーにリチウムイオン電池を供給することで合意し、ファラシスはドイツ国内に工場を建設している。

IPOへの投資について両社はコメントを控えた。

ファラシスは先週、中国版ナスダックと呼ばれる新興ハイテク企業向け株式市場「科創板」へのIPOで約34億4000万元を調達する計画について承認を得た。

関係筋が以前明らかにしたところによると、ファラシスは第2・四半期中の上場を目指し、IPO時の時価総額は最高で300億元(42億ドル)に達する可能性がある。