メキシコの自動車産業、相次いで操業再開

Reuters

発行済 2020年05月27日 08:47

更新済 2020年05月27日 13:45

[メキシコ市 26日 ロイター] - メキシコで自動車メーカーが相次いで操業を再開している。フィアット・クライスラー (MI:FCHA)は26日、中部トルカの2つの施設で業務を再開。北部サルティヨでも前日、段階的に操業を再開した。

BMW (DE:BMWG)も、中部サンルイスポトシで27日から操業を再開する方針を示した。

フォード (N:F)は、メキシコのエルモシヨ工場について、28日をめどに段階的に操業を再開する方針を示した。従業員向けの書簡をロイターが入手した。同社のコメントは取れていない。

メキシコ政府は今月半ば、政府の衛生基準を満たした自動車メーカーに操業再開を認める方針を示した。[nL4N2D104X]

ただ一部の州知事は、新型コロナの感染が拡大していることを受けて、操業再開に慎重な姿勢を示している。

フィアット・クライスラーの広報は「それぞれの工場で業務を再開した従業員は全体の40%のみだ。政府の指示に従った秩序ある安全な業務再開だ」と述べた。

ゼネラル・モーターズ(GM) (N:GM)は21日、北部ラモス・アリスペと中部シラオの工場で操業を再開している。