独ルフトハンザ、第1四半期は21億ユーロの最終赤字

Reuters

発行済 2020年06月03日 15:36

[フランクフルト 3日 ロイター] - 独航空大手ルフトハンザ (DE:LHAG)が発表した第1・四半期決算は最終損益が21億ユーロ(23億5000万ドル)の赤字となった。新型コロナウイルスの世界的大流行が航空業界を直撃する中、保有資産の減損処理が響いた。

前年同期の3億4200万ユーロから赤字が拡大した。減損額は保有機体が2億6600万ユーロ、ケータリング事業「LSGノース・アメリカ」が1億ユーロ、傘下の格安航空会社(LCC)ユーロウイングスが5700万ユーロに上った。

利払い・税引き前損益(EBIT)は4月に公表した通り、12億ユーロの赤字だった。同社は新型コロナ感染拡大を受け、一時期は運航をほぼ全面的に停止した。