[11日 ロイター] - 米自動車部品大手ビステオン (O:VC)は11日、今年の世界の自動車生産台数が20-25%減少するとの見通しを示した。2019年の水準を回復するには2-3年かかる見込みという。
同社のサチン・ラワンド最高経営責任者(CEO)はドイツ銀行主催の自動車業界の会合で「自動車業界は、新型コロナウイルス感染症の流行前から世界的に、特に中国で鈍化していたが、新型コロナが大きな打撃となり、長年経験したことのない水準まで落ち込んでいる」と指摘した。
自動車販売・生産動向を調査しているIHSは、今年の世界の小型自動車(ライトビークル)の販売が22%減の7030万台になると予想している。従来予想は12%超の減少だった。
ただ同CEOは、中国での生産については、新型コロナ流行前の水準までほぼ回復しているとの見方を示した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200612T074434+0000