ネクスグループ Research Memo(3):IoT関連事業は増加するテレワークが業績を後押し

Fisco

発行済 2020年06月15日 16:13

ネクスグループ Research Memo(3):IoT関連事業は増加するテレワークが業績を後押し

ネクスグループ (T:6634)のIoT関連事業売上高の約70%がUSBドングル(携帯電話回線をUSBインターフェースを介してデータ通信する端末)の販売による。

USBドングルは、パソコンにUSB接続すればインターネットにアクセスでき、ATMのバックアップ回線やゲーム機器、デジタルサイネージなどの汎用通信モジュールとしても利用されている。

国内BtoB領域のUSBドングルでは同社が最大のシェアを有し、NTTグループ、加賀電子などが主な販売先となる。

19年11月からはNTTドコモでも取り扱いが開始されている。

USBドングルの製造は中国の下請け企業で行っており、新型コロナの影響で2月頃には調達が停滞する時期もあったが、現在は仕入れは問題なくできるようになっている。

需要面ではテレワークによりUSBドングルのニーズが増加しており、足元の販売状況は好調である。

中長期的にも5G対応製品への買い替え需要や、19年8月からは米政府機関が華為技術(Huawei)や中興通訊(ZTE)を含む中国系通信機器メーカー5社からの調達を禁ずる措置を発効しており、これらメーカーの部品を利用していない同社製品のニーズは増しており、今後2~3年販売は拡大傾向が続くと思われる。

このほか、5月には子会社ケア・ダイナミクスの株式を譲渡し、72百万円を受領した。

この資金については、次世代通信規格5G関連製品の開発および、エッジAI端末「NCXX AI BOX」の開発に投下し、テレワーク拡大を着実に成長機会に結び付けられるよう商品・サービスの強化を図っている。

(執筆:フィスコアナリスト)

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存