武田薬のOTC事業売却、ブラックストーンや大正製薬など最終入札へ=関係筋

Reuters

発行済 2020年06月19日 17:19

[東京 19日 ロイター] - 武田薬品工業 (T:4502)が進めている一般用医薬品(大衆薬、OTC)事業の売却手続きの3次入札に、米投資ファンドのブラックストーン (N:BX)やベインキャピタル、大正製薬 (T:4581)が参加することがわかった。複数の関係筋が明らかにした。

武田が売却を進めているのは、完全子会社の武田コンシューマーヘルスケア(TCHC、東京・千代田)。入札の締め切りは22日で、これが最終入札となるとみられる。CVCキャピタル・パートナーズも、最終入札に参加するという。

関係筋によると、武田はTCHCのEBITDAの20倍となる約4000億円での売却を目指しているが、ブラックストーンやベインはこの価格は高いとみている。最終的な価格は「大正製薬がどう出てくるのかで決まるのではないか」(関係筋)という。