英ロイヤル・メール、通期は31%減益 人員削減へ

Reuters

発行済 2020年06月25日 17:28

[25日 ロイター] - 英郵便事業を運営するロイヤル・メール (L:RMG)は25日、事業再編計画を発表した。約2000の管理職ポストが影響を受ける。

人件費の削減を通じて来年1億3000万ポンド(1億6132万万ドル)のコストを節減するほか、向こう2年間でグループ全体の設備投資を3億ポンド削減する。

同時に発表した通期決算は31%の減益となった。

同社では18億ポンド規模の事業再編計画を巡って労使が1年にわたって対立。リコ・バック最高経営責任者(CEO)が先月、辞任した。

バックCEOは同社を2024年までに収益性の高い持続可能な事業に転換する計画を掲げていたが、労働争議や新型コロナウイルス危機で、計画の実行は遅れている。

同社は「長年にわたる課題」に対処するため、国内業務の変更を伴う3段階の計画を進めると表明。