[ボストン 10日 ロイター] - モーニングスター (O:MORN)が10日に公表したリポートによると、第2・四半期に環境・社会・企業統治(ESG)といった分野に焦点を当てた株式ファンドのパフォーマンスが好調だった。
ESG関連株式ファンド212本のうち、第2・四半期にモーニングスターの各カテゴリーの上位50%に入ったファンドは56%に達した。年初からは、72%のESG株式ファンドが同社の各カテゴリーの上位50%に入っている。
モーニングスターのアナリスト、ジョン・ヘイル氏は、財務の健全性だけに基づく投資判断では、21世紀の企業の本質を捉えることはできないと説明している。
第2・四半期には、エネルギーセクターのパフォーマンスが特に良かった。ヘイル氏は、ESGファンドは石油関連企業などエネルギー株をアンダーウエートにする傾向が強いものの、第2・四半期のパフォーマンスが良かったことは注目すべき点だと指摘している。
ESGに焦点を当てた26本のインデックスファンドは全て、年初から従来型のインデックスファンドのパフォーマンスを上回っている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200713T012922+0000