米ユナイテッド、地域航空会社に提携見直しを通告=労組宛て書簡

Reuters

発行済 2020年07月28日 15:15

[シカゴ 27日 ロイター] - 米航空大手ユナイテッド・エアラインズ (O:UAL)は地域航空会社エクスプレスジェット航空とコミュートエアに対し、どちらか一方との業務提携を終了する方針を伝えた。パイロットの労働組合に宛てた書簡をロイターが入手した。

ユナイテッドはエクスプレスジェットとコミュートエアの少数株主で、両社は地方の小規模空港とユナイテッドのハブ空港を結ぶ路線を運航している。使用機材はエンブラエル (SA:EMBR3)のE145型機(50席)。

労組のトップは先週、エクスプレスジェットのパイロットに書簡を送った。それによると同社の幹部と電話会議を行ったとし、ユナイテッドがE145型機を運航する航空会社は今後1社しか必要ないと伝えてきたと経営陣が明らかにしたという。

エクスプレスジェットとコミュートエアはどちらもユナイテッドが唯一の提携先のため、契約が終了すれば重要な収入源を失うことになる。