仏PSA、上期は黒字確保 販売は回復傾向

Reuters

発行済 2020年07月28日 18:05

[パリ 28日 ロイター] - 「プジョー」を傘下に持つ仏自動車グループ、PSA (PA:PEUP)が発表した上期決算は、新型コロナウイルスのパンデミックで売上高が減少したものの、黒字を確保した。

6月に販売が急回復し、7月もその基調を維持しているという。タバレス最高経営責任者(CEO)は上期末時点の受注は非常に良かったと説明した。

PSAは2019─21年の自動車部門の平均利益率目標の4.5%超を据え置いた。

上期の売上高は34.5%減の251億2000万ユーロ(294億7000万ドル)。自動車部門の調整後営業利益率は3.7%で、2019年末の8.5%から低下した。

純利益は5億9500万ユーロ。前年同期の18億3000万ユーロから減少したが黒字を確保した。

PSAはフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) (MI:FCHA)と経営統合で合意している。