FCA、第2四半期赤字は予想ほど膨らまず 下期の大幅改善を予想

Reuters

発行済 2020年08月01日 00:34

[ミラノ 31日 ロイター] - 欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービズ(FCA) (MI:FCHA) (N:FCAU)が31日に発表した第2・四半期決算は、赤字が予想ほど膨らまず、業績は下半期に大幅改善するとの見方を示した。

第2・四半期は利払い・税前の損失が9億2800万ユーロ。赤字幅は、ロイターがまとめたアナリスト予想の18億7000万ユーロほど膨らまなかった。

北米事業の調整後の利益は3900万ユーロ。マンリー最高経営責任者(CEO)は、北米の製造は新型コロナウイルス感染拡大前の水準を回復したとし、「下半期は格段に改善する」と述べた。

第2・四半期末のフリーキャッシュフローはマイナス49億ユーロだった。