カールスバーグ、今年10-15%減益を予想 中国・西欧が低迷

Reuters

発行済 2020年08月13日 16:33

[コペンハーゲン 13日 ロイター] - デンマークのビール大手カールスバーグ (CO:CARLb)は13日、今年の実質ベースの営業利益が10-15%減少するとの見通しを示した。

主力の中国、西欧市場で下半期の販売がロックダウン(都市封鎖)の影響を受ける見通し。

数量ベースで最大の市場である中国は、第3・四半期初めは好調だったものの、最近は一部の地域でロックダウンが再導入され、販売に悪影響が出ているという。

西欧では、バーやレストランでの販売が段階的に回復しているものの、年内に通常の水準に戻ることはない見通し。

同社は、計画していた自社株買いの第2弾を見送ることを決定した。

ケース・トゥハート最高経営責任者(CEO)は、コスト、キャッシュ、流動性を改めて重視すると表明。