JPモルガン、中小企業支援策の不正利用疑惑で社員ら調査=文書

Reuters

発行済 2020年09月09日 09:04

更新済 2020年09月09日 09:18

[8日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェース (N:JPM)は、新型コロナウイルス危機で経済的打撃を受けた中小企業などへの連邦政府の支援制度の不正利用に同社社員が関与した疑惑について調査を行っている。ロイターが社内メモを入手した。

同メモによると、同社は顧客が「(中小企業向けの)給与保護プログラム(PPP)や失業保険手当て、その他の政府プログラムを不正利用している」ことを示す複数の事例を発見。広報担当者はメモが本物だと確認した。

「一部の社員にも問題があった」としており、「これらの事例を特定し、必要に応じ法執行当局に協力するため、最大限の力を尽くしている」とした。メモは最高位の業務執行委員会からスタッフに送付された。