シンガポール政府系ファンド、アントIPOへの投資検討=関係筋

Reuters

発行済 2020年09月11日 19:29

[シンガポール/香港 11日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババ・グループ (N:BABA)傘下の金融会社アント・グループが予定する新規株式公開(IPO)に、シンガポールの政府系ファンド、テマセク・ホールディングスとシンガポール政府投資公社(GIC)が投資を検討していることが事情に詳しい関係筋2人の話でわかった。

アントは、香港証券取引所と上海の中国版ナスダック「科創板」でIPOを計画。資金調達額は最大で300億ドルと、昨年12月に上場したサウジアラムコ (SE:2222)を抜いて世界最大規模になる可能性がある。

テマセクとGICはコメントを差し控えた。

テマセクとGICは、2018年にアントが実施した140億ドルの資金調達に参加している。