米マイクロソフト、ゲーム機不要のクラウド型ゲーム配信開始へ

Reuters

発行済 2020年09月14日 13:18

更新済 2020年09月14日 13:36

[ストックホルム/東京 14日 ロイター] - 米マイクロソフト (O:MSFT)は15日、同社の家庭用ゲーム機「Xbox」だけでなく米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載のスマートフォンやパソコンで150以上のゲームを楽しめるクラウド型サービスを開始する。

「Xboxゲームパス・アルティメット」は月額14.99ドルで提供。新規加入者は最初の1カ月間が1ドルとなる。

ゲーム機は不要で、アンドロイド搭載の端末と指定のコントローラーがあればゲームを楽しめるのが特徴だ。

米国と欧州の19カ国を含む計22カ国で提供する。米アルファベット (O:GOOGL)傘下グーグルも昨年、クラウド型ゲーム配信サービス「スタディア」を開始しているが、固定ファンづくりに苦戦している。

マイクロソフトの定額制ゲーム配信サービス「Xboxゲームパス」の有料会員は1000万人強に上る。

アナリストは、据え置き型のゲーム機について、スマホなどに勝る臨場感のある音とグラフィックが販売を後押しすると予想。マイクロソフトと競合するソニー (T:6758)はともに、年内に新型ゲーム機を発売する予定。

マイクロソフトは11月にXboxの新型機「シリーズS」と高性能版の「シリーズX」を、それぞれ299.99ドルと499.99ドルで発売すると発表したばかり。