中国の自動車メーカー、燃料電池車の販売拡大目指す

Reuters

発行済 2020年09月14日 15:31

[北京 14日 ロイター] - 中国の複数の自動車メーカーは水素を燃料とする燃料電池車(HCV)の販売拡大を目指す計画を明らかにした。市場の規模はまだ小さく、政府は早ければ今月にも新たな支援策を打ち出すとみられている。

独フォルクスワーゲン (DE:VOWG_p)や米ゼネラル・モーターズ(GM) (N:GM)と提携する国内最大手の上海汽車集団(SAIC) (SS:600104)は13日、2025年までにHCVの販売台数を1万台超に増やす計画を発表。

北京汽車(BAIC)[BEJINS.UL]傘下の北汽福田汽車 (SS:600166)は先週、2023年までにHCVを4000台、25年までには1万5000台販売するとの目標を掲げた。

一方、財政省の当局者は今月に入って、燃料電池車の新たな支援策を打ち出すとの見通しを示した。

中国で使われているHCVは7000台強にとどまっており、100%の電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の合計の約400万台を大きく下回っている。