EU、英離脱移行期間後のロンドン証取への接続で意見分かれる

Reuters

発行済 2020年09月29日 13:30

[ブリュッセル/ロンドン 28日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱移行期間終了後、ロンドン証券取引所への接続を巡り、EU加盟国間や当局間で意見が分かれていることが、EUの内部資料で明らかとなった。

英国によるEU金融市場への無制限接続は年内で終了する。何らかの措置が取られなければ、EU域内の金融機関はロンドン市場での取引が禁じられることになる。

移行期間終了後、ロンドン市場に上場する域内企業の株式売買を域内金融機関にどの程度認可するかを巡り、EU内では議論が続いている。ロイターが入手した内部文書によると、加盟国は株式取引義務(STO)を巡り28日に協議を行う。

その文書によると、EUの政策執行機関である欧州委員会は、英とEU間の取引に及ぼす将来的な影響を勘案し、現時点では規制の変更に否定的な見解を示している。