ホンダ、米でピックアップトラックのイメージ刷新 タフさ強調

Reuters

発行済 2020年10月12日 10:09

[デトロイト 9日 ロイター] - ホンダ (T:7267)が、米国で販売するスポーツ用多目的車(SUV)やピックアップトラックのイメージ刷新を図っている。

ホンダ車は1970年以降、米国で「技術的に優れた燃費効率の良い車」というイメージが浸透しているが、同国では5年ほど前から、オフロード感あふれるタフなデザインの四輪駆動車が人気を博している。

フォード・モーター (N:F)は、こうした消費者の嗜好の変化を反映した新型SUV「ブロンコ」や「Fー150ラプター」を投入。フィアット・クライスラー・オートモービルズ (MI:FCHA)も「ジープ」ブランドを拡充している。

米国で昨年販売された車の70%以上は、ミットサイズのトラックとSUV。こうした車種がホンダの販売に占める比率は53%だった。

ホンダ米国法人のマーケティング担当幹部は電話会議で、同社がこうした業界の流れに追随していなかったと指摘。

同社が8日、米国で発表したピックアップトラック「リッジライン」の新型モデルは、グリルを大きくするなど、オフロード感を強化した。