仏LVMH、第3四半期は7%減収 ルイ・ヴィトンなど好調

Reuters

発行済 2020年10月16日 09:30

[パリ 15日 ロイター] - フランスの高級ブランド大手LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン) (PA:LVMH)が発表した第3・四半期の売上高は、市場予想を上回った。

高級かばん「ルイ・ヴィトン」の販売が回復し、新型コロナウイルス流行の悪影響を抑制した。

第3・四半期の売上高は、合併・買収(M&A)や為替変動の影響を除く実質ベースで7%減の約120億ユーロ(140億ドル)。市場予想の平均は12%減だった。

ルイ・ヴィトンや「クリスチャン・ディオール」などを傘下に収めるファッション・かばん部門が、実質ベースで12%の増収となった。

ジャン・ジャック・ギオニー最高財務責任者(CFO)は「ロエベ」「セリーヌ」「フェンディ」などのブランドも、販売が回復したと指摘。欧州よりも早くロックダウン(都市封鎖)を解除した中国の販売が好調だったとの見方を示した。

バーンスタインのアナリスト、ルカ・ソルカ氏は「夏の高級品販売が好調だったとの見方が裏付けられた」と述べた。