アント、香港IPOブックビルディング短縮 需要堅調で=関係筋

Reuters

発行済 2020年10月27日 12:58

更新済 2020年10月27日 14:36

[香港 27日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババ・グループ (N:BABA)傘下の金融会社アント・グループ<688688.SS> (HK:6688)は、香港市場への新規株式公開(IPO)のためのブックビルディングについて、堅調な需要を理由に1日早く終了する。2人の関係者が明らかにした。

関係筋によると、当初は29日までブックビルディングを予定していたが、28日午後5時に終了する。26日のブックビルディング開始後1時間で想定以上の応募があったという。

アントはコメントを控えている。

アント、香港と上海市場でそれぞれ約172億ドル調達する計画で、調達額は最大344億ドルに達する見通し。

香港に上場する株式の2.5%に当たる4176万株を旺盛な需要が予想される個人投資家向けに販売する。

香港市場は「クローバック」制度を採用しており、小口投資家から大量の応募があった場合には、小口投資家はより多くの株式を取得することができる。