ペトロブラス、第3四半期は予想外の赤字 特別費用の計上響く

Reuters

発行済 2020年10月29日 10:30

[リオデジャネイロ 28日 ロイター] - ブラジルの国営石油会社ペトロブラス (SA:PETR4)の第3・四半期決算は、燃料・石油収入の回復を背景に営業利益が増加したものの、多額の特別費用を計上したことから予想外の赤字となった。

証券取引所への提出文書によると、純損益は15億4600万レアル(2億7500万ドル)の赤字。特別項目調整後の利払い・税・償却前利益(EBITDA)は334億レアルで、リフィニティブがまとめた市場予想(297億レアル)を上回った。

特別項目には、税金を巡る2州の政府との係争の和解金19億レアルや、大規模な債券買い戻し計画が含まれる。また、レアルの対ドル相場下落が一部損失の拡大につながったという。